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【入荷速報】石垣島の希少ブランド豚「ぱいぬ豚」がグロワグロワに登場!その魅力と味の違いとは?

ぱいぬ豚
やえやまファームから




はじめに:グロワグロワの想い

豚肉専門のレストラン「グロワグロワ」では、日本各地の希少な豚を仕入れ、それぞれの魅力を最大限に引き出す料理をお届けしています。今回ご紹介するのは、沖縄・石垣島の自然の恵みを受けて育った「ぱいぬ豚(ぶた)」。ナチュラルな育て方と、肉質の繊細な豚肉です。



アグー豚とは?|沖縄の在来種をルーツに持つ幻の黒豚

アグー豚は、沖縄の在来種をルーツに持つ黒豚で、肉質のきめ細かさ、脂の甘さ、そして濃厚な旨味が特長です。やんばる島豚やナキジンアグーなどの個性あるブランドも多く、「アグー=高級豚肉」のイメージを持つ方も少なくありません。


特に【ナキジンアグー】は今まで味わった豚とは一線を画す味わいで、感動しました。

そんな原種のナキジンアグーはコロナ以降頭数が激減してしまい、入手が困難。

タイミングを見て入荷を考えていますが、今のところ目処は立っていません。

入荷次第またブログにてご案内しますので、お楽しみに。


今帰仁アグー
今帰仁の豚舎より


石垣島の「ぱいぬ豚」とは?|海と風土が育てたやさしい旨味

「ぱいぬ」とは、八重山地方の言葉で「南」を意味します。その名の通り、石垣島の南国的な気候と、澄んだ空気、自然な飼育環境でのびのびと育ったぱいぬ豚は、脂のキレがよく、しっとりとした肉質が魅力です。どこか素朴でやさしい味わいは、沖縄の風土そのもの。豚肉のポテンシャルを感じさせてくれる希少なブランド豚です。

 

パイナップルの搾りかすを発酵させて飼料として与え豚や牛の排泄物を畑に帰すというサステナブルな農業を

実践しています。今の世の中にはとても大事な視点ですね。

パイナップルの発酵飼料というのが豚の脂や肉質に大きな影響を与えているみたいです。 

アグーの血を受け継いだハイブリッドの豚で味わいはアグー豚よりも優しいのですが、やはり脂の融点の低さや

赤身の味わいはかなり特筆すべき豚に違いはありません。


詳しいぱいぬ豚の情報はこちらをご覧ください。


やえやまファーム


アグー豚や他のブランド豚との違い

ぱいぬ豚は、ナキジンアグーに比べると、味わいはややマイルドでありながらも、肉そのものの香りが非常に良く、火入れによって多彩な表情を見せてくれます。脂は驚くほどサラッとしていて、食べ疲れしないのに、満足感はしっかりある。まさに“プロ好み”の仕上がりです。

また、TOKYO Xのようなサシの入った濃厚なタイプや、やんばる島豚のような野性味とは異なり、ぱいぬ豚は「繊細さと清らかさ」で勝負する豚肉と言えるでしょう。


一般的な豚(いわゆる三元豚)との大きな違いとは?


日本のスーパーや飲食店で流通している豚肉のほとんどが「三元豚」です。これはランドレース、大ヨークシャー、デュロックの3種を掛け合わせた豚で、安定した飼育と価格を実現しています。

一方、ぱいぬ豚のような地豚・在来種系統のブランド豚は、飼育日数も長く、頭数も非常に少ないため、大量生産には不向き。その代わり、肉の香り、脂の旨味、舌触り、どれを取っても「別格」の体験ができます。


シェフが選んだ「ぱいぬ豚」の可能性


ナキジンアグーに初めて出会った時の衝撃を、今でもよく覚えています。しかし今回のぱいぬ豚は、それとはまた違うアプローチで私を驚かせてくれました。

ミルキーで穏やか、なのに芯のある旨味。焼いても煮ても、豚の本質を感じられる味わいです。


ナキジンアグーの野生味は人によっては賛否を呼びそうですが、こういったハイブリッド豚はいいとこどりです。

その反面個性は半減しますが、入門編としてとても良さそうです。

実際にアグー豚を食べた方からは『野生味』『個性』は否定的な方もいらっしゃいました。


アグーを食べる前に一度アグーのハイブリッドを食べることでアグーへの入門に入りやすいのかなとも

思います。ぜひ一度試して欲しい食材ではあります。

生産頭数などの事を考えると、世の中に多く広まることは難しいかもしれませんが、


「これが食卓に普通に並ぶ日が来たらいいのに」


と思わせてくれる逸材です。



【在庫限り】ぱいぬ豚を味わうおすすめコース&予約情報


ぱいぬ豚は非常に希少なため、グロワグロワでは「在庫限り、コース料理」にてご提供いたします。

内容はロースト・ポワレ・コンフィなど、部位ごとに異なる技法で調理し、その繊細な味わいを最大限引き出します。

📌 テイクアウト・通販は不可。店内コースのみ対応となります。


📞 ご予約は お電話またはWEB予約フォームよりどうぞ。


コースなどの詳細はこちらをご覧ください


ぱいぬ豚の部位を食比べる
コースでは食べ比べを楽しめます。

まとめ:本当に美味しい豚肉を、浅草からお届けしたい


今、日本中で「豚=安価で手に取りやすい肉」というイメージが定着しています。しかし、実はその陰には、手間ひまかけて育てられた本当においしい豚が数多く存在しています。

グロワグロワは、7席だけの小さな店舗だからこそ、こういった希少な豚肉をお客様の目の前で丁寧に調理し、

その魅力をお伝えできる環境があります。ぜひこの機会に、「ぱいぬ豚」という未知の世界を体験してください。




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部位ごとに調理法を変える豚肉専門店 グロワグロワ

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