パテ・ド・カンパーニュに本当に合うパンとは?
- 栗山 裕二
- 6月22日
- 読了時間: 5分
プロが語る“食感と香り”のベストバランス


パテ・ド・カンパーニュとはどんな料理か
パテ・ド・カンパーニュは、豚肉を中心にレバーやスパイスを混ぜて焼き上げる、フランスの伝統的な田舎料理です。しっとりとした肉の旨味、レバーのコク、スパイスの香り、そして外周の脂の存在が、高温のオーブンの火からパティを守り火入れを優しくします。
このパテを引き立てる名脇役が「パン」。
とあるフランス人に聞いたところ日本人が【白米】を食べるのと一緒でパンはパテや肉のお供。
一緒にのせてやべたりソースぬぐうアイテムでもあります。
選ぶパン次第で、料理全体の印象がガラリと変わるのをご存知でしょうか?


定番は「パン・ド・カンパーニュ」だけど…
パテに一番よく合うパンとして知られているのが「パン・ド・カンパーニュ」。
同じカンパーニュ地方出身の料理であるので相性は良いはずです。
いや、いいんです。笑
ライ麦や全粒粉、天然酵母などを使って焼かれるこのパンは、ほのかな酸味と香ばしさがあり、噛みごたえのあるのが特徴です。このパンがパテと相性抜群なのは、香りや食感、重さのバランスが取れているから。実際、フランスのビストロではこの組み合わせが定番らしいです。
ただ、私がフランス旅行をしていた体感ではやっぱり【バケット】日本にいる友人のフランス人に聞いてもバケットが主流みたいです。おそらく玄米と白米みたいなものかも知れませんね。笑

グロワグロワで選ぶ“パン”の理由
浅草の豚肉ビストロ「グロワグロワ」では、提供するパンは現在2種類。
・ラードを練り込んだフォカッチャ
・赤ワイン、胡桃、レーズンを練り込んだライ麦パン
フォカッチャの方はオリーブオイルやバターの代わりにラードや卵を練り込みリッチなテイストに
仕上げています。当然豚肉料理に合わせられるように作りました。
ほのかなラードの香ばしさとローストポークなどの炭の香り、パテの周りに巻いた脂の香りが
とても会うんです。
ここにマスタードと一緒に食べれば極上の時間をお楽しみ頂けます。
ライ麦〜の方は秋から冬の定番になるんですが、こちらはオールラウンド。。
コクがあるパンなので、素材自体を一緒に楽しむのがベター。
パテの場合はマスタードはない方が良いです。
どちらかというとフォカッチャに軍配があがるといった感じです。
しかし、お店ではご用意していないのですが、シンプルなバケットも捨て難いですね。笑
自宅で楽しむならこのパン!
昨今、パン屋さんは至る所にありますよね。
日本の主食が米であることを忘れてしまいそうですね。。
ですので、グロワグロワよりも美味しいパンは至る所にある訳です。
グロワグロワで田舎風パテを買って頂き、そんで、パン屋さんに行って選ぶべきぱんは・・・
バケットでいいのでは?と言いたいところですが、
せっかくなんで下記のようなパンも試してみてください。。
全粒粉入りバゲット:香ばしく、クラストの歯応えが◎
ライ麦パン(ドイツパン系):酸味がレバー系パテと相性抜群
食パン(リッチなものでなくシンプルなもの)
ハーブ控えめのフォカッチャ:オリーブオイルの香りが脂と好相性
どのパンも、軽くトーストして温めるとパテの脂がなじみ、味わいが一段と深まります。
まとめ|パン選びも料理のうち
パテ・ド・カンパーニュはパンとともに楽しむことで、より食事として楽しめます。
パテだけを食べるよりもパンだけを食べるよりも一緒に食べることをお勧めします。
人によって好みも違うので一概に言えませんが、
バケットやフォカッチャのようなシンプルなものが、その店のパテカンを楽しむことができると思います。
そして、
【今日はちょっと趣向を変えてみよう!】
と思った方は、カンパーニュや全粒粉などの小麦を変えたり食感を変えたりしてみるといいと思います。
ますは素材の味わい知って、色々と試す!!
これに尽きますね。。。


🍴 グロワグロワのパテを試してみませんか?
店内では、パテドカンパーニュをお持ち帰りとして販売しております。
ご希望でしたら、当店の【ラードを練り込んだフォカッチャ】もご用意できますのでお気軽に
お問い合わせくださいね。
ちょっと特別なひとときをお楽しみください。
店舗情報
📍所在地:東京都台東区浅草2-26-5(浅草観音裏・ひさご通り商店街内)
📞電話番号:03-6231-6309
🌐公式サイト:https://www.groin2.com/
【営業時間】
ランチ:12:00〜14:00(L.O.)
ディナー:18:00〜21:30(L.O.)
※不定休あり。営業日はInstagramでお知らせしています。
【アクセス】
銀座線・浅草駅から徒歩約10分
TX浅草駅/都営浅草線/つくばエクスプレスからもアクセス可能
観光エリアから少し外れた、落ち着いた路地裏にございます。
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