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執筆者の写真栗山 裕二

豚バラ肉を使った洋風のレシピ

更新日:7月4日

こんにちは

グロワグロワのくりやまです。

 

今日は豚バラ肉のコンフィという料理の

紹介をしたいと思います。

レシピと言ってもものすごくシンプルです。

 

どちらかというと作り方といった方が伝わりやすい

と思います。

そんな訳で今日は豚バラ肉のコンフィです!




豚バラコンフィ1


コンフィってそもそも何?


コンフィ(Confit)とは、肉や魚を低温で長時間、脂肪や油の中でゆっくりと

加熱するフランスの伝統的な調理法です。

元々は保存食として作られており、特に鴨や豚肉を使ったコンフィが有名です。

この方法によって、肉が柔らかく、にんにくや香草の香りがついて

風味豊かになり、長期間保存が可能になります。


少し前にジャムのことをフランス語で【コンフィチュール】と呼んで

いる時があり、同じものというか保存的な意味なのかな?

なんて思っていましたが、

実際は。

 


主な材料:コンフィチュールはフルーツと砂糖、コンフィは肉と脂肪。


調理法:コンフィチュールは高温でフルーツを砂糖と一緒に煮詰めるのに対し、

コンフィは低温で肉を脂肪の中でゆっくり煮込む。


目的:コンフィチュールは主にデザートやパンに塗るための甘い保存食。

コンフィはメインディッシュとしての風味豊かで柔らかい肉料理。


保存性:どちらも長期間の保存が可能ですが、保存方法や用途が異なります。


ということらしいです。

まあ保存食という意味ではあっていました 笑


この脂で火入れするという概念が日本には

トンカツとか唐揚げなどのカラッと揚げるものしかないため

修行当時は結構衝撃でした。

では、なぜ、脂で火入れするか? 

 


脂で火を入れる訳


コンフィでは肉を脂でゆっくりと煮込むことで、

肉が乾燥せず、しっとりとした食感が保たれます。

 

脂は熱を均一に伝えるため、肉全体に均等に火が入るのです。

また、脂の中で調理することで酸化や腐敗を防ぎ、

保存性を高める効果もあります。 

 

水などで茹でると旨みが水に溶け出してしまい

ばさばさになってしまう事もあります。

水に漬け込んだまま保存するにも水は腐敗しやすいので

この脂で保存するという先人の知恵には脱帽です。


低温で火入れ


低温での火入れは、肉の繊維をゆっくりとほぐすために

とても大事な工程です。

 

高温で急激に加熱すると、肉が固くなりやすくなりますが、

低温で時間をかけて調理することで、肉は柔らかく、

ジューシーな状態を保てます。


脂であるため温度を一定に保ちやすいというのもメリットです。

低温調理は肉の風味を最大限に引き出すことができます。


その効果


低温でじっくりと調理された豚バラ肉のコンフィは、

こんなに利点がいっぱい。


  1. 柔らかさ:肉の繊維がゆっくりとほぐれ、口の中でとろけるような食感になります。

  2. 風味:脂の中で調理されることで、肉自体の風味が豊かになり、深みのある味わいが楽しめます。

  3. 保存性:脂肪が肉を覆うため、酸素や微生物から保護され、冷蔵庫で長期間保存できます。


まだまだ理解されない。。

 こんなにいい事ずくめなのに説明する際に


・低温の脂でじっくり煮込み

 

なんていうと、


【脂で煮る???】



脂っぽい料理なんだ。コテコテしそう。重そう

 

などのネガティブなイメージを抱く人が沢山います。

しかしながらこのコンフィという料理はかなり美味しく

病みつきになる料理です。

 

カリッと食感ととろとろ食感を同時に楽しめますからね〜

そんな訳でレシピです

 


シンプルなレシピ


材料

  • 豚バラ肉:500g

  • 塩:5〜7g ※肉の1〜1.2%

  • ニンニク:2片(スライス)

  • ローズマリー、タイム:各1枝

  • オリーブオイル:適量(肉が完全に浸かる量)


作り方

  1. 豚バラ肉に塩をまぶし、ニンニク、ローズマリー、タイムなどと一晩冷蔵庫で一晩マリネする。

  2. キッチンペーパーで水気を拭き取る。

  3. 鍋に豚バラ肉、、オリーブオイルを注ぐ。

  4. 低温(約80度)で5~6時間煮る。肉が柔らかくなるまでじっくりと煮込む。

  5. 火を止め、肉をオイルの中で冷まし、保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。


温度は一般的には90度が多いですが、グロワでは80度時間は

かかりますが、肉への負担がかなり軽減され、よりジューシーな肉を

お楽しみいただけます。


美味しい食べ方


豚バラ肉のコンフィは、そのままでも美味しいですが、以下の方法でさらに楽しめます:

  1. 焼く:コンフィした肉をフライパンでカリッと焼く。外はカリカリ、中はジューシー。

  2. サラダ:薄切りにしてサラダにトッピング。野菜との相性も抜群。

  3. サンドイッチ:バゲットやパンに挟んで、リッチなサンドイッチに。




豚バラコンフィ2


脂が多い方がいいのか赤身が多い方が良いのか?


コンフィには脂が適度にある豚バラ肉が最適です。脂が多い部位を使うことで、

ジューシーで柔らかい仕上がりになります。

一方、赤身が多い部位は、脂肪が少なく、パサつきやすいため、

コンフィにはあまり向かないです。 

 

間違ってもヒレ肉などはおすすめではないです。


ワインとの相性とソース


豚バラ肉のコンフィは、赤ワインや白ワインとも相性が良いです。

特に、軽めの赤ワイン(ピノ・ノワール)やしっかりした白ワイン(シャルドネ)が合います。

ソースとしては、以下のようなものがおすすめです:


  1. マスタードソース:粒マスタード、蜂蜜、白ワインビネガーを混ぜたソース。

  2. バルサミコソース:バルサミコ酢を煮詰めたソース


酸味がありコクがあるとより美味しく食べれます。


もっとわかりやすく伝わる良いネーミングは?


「豚バラ肉のオイル煮込み」とすると、いいのかもですが、

やっぱり脂っぽさは否めない。

豚バラ肉のコンフィだと知らない人には訴求できない。

なのでグロワでは

 


カリッ&とろとろW食感!

豚バラ肉のソテー バルサミコソース 

 


などと焼くにフォーカスしてしまっています。

まずは食べてもらわないとなんで。。



豚バラコンフィ3




最後に もっと多くの方に知ってもらうために


豚バラ肉のコンフィは、手間はかかりますが、

その分、特別な美味しさを楽しむことができます。

このレシピを試して、家族や友人と一緒に味わってみてください。

ブログやSNSでシェアして、多くの方にこの美味しさを広めて

頂ければ嬉しいです!













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